第2回「JAAチャレンジアワード」選考結果について
アドバタイザーが主体となって取り組んだチャレンジから得られた学びや、イノベーションに
つながる提言を広く募集し、表彰する「JAAチャレンジアワード」は、本年度、第2回目を実施
いたしました。
4月14日第1次審査会、6月1日最終審査会を経て、選考結果は以下の通りでございます。
<第2回「JAAチャレンジアワード」入賞作品>
◆金賞
「心を揺さぶる新領域コミュニケーションへの挑戦」
アフラック生命保険株式会社 広告宣伝部課長代理 玉井 美帆様
<授賞理由>介護保険に関わる現状、要因分析、仮説立案、テスト&検証の一連のプロセスを丁寧かつロジカルに行った点で模範的な取り組みと感じた。しっかり要因分析からキーメッセージを抽出し、生活者に気づきを与え自分事化を進める、というコンセプトで展開し、一定の成果を生み出しており、新たな市場領域では顧客視点にフォーカスするアプローチ例として参考となる事例であると評価された。プレゼンテーションも介護保険に対する強い想いが込められており、説得力があった。
◆銀賞
「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶 2021年発売時コミュニケーション」
アサヒビール株式会社 宣伝部課長 喜多野 美鈴様
<授賞理由>イノベーティブな商品そのものをありのままに伝える、というシンプルなコミュニケーションに終始したことで、商品×宣伝の効果を最大化させた事例。誰もが最初に感じるであろうシーンにフォーカスしたことで、自分も体感してみたい、確かにそうだった、と思える共感が拡散に繋がっている。発売前に認知度を最大化することをゴールに動画コンテンツのみでここまで話題を作ったことは、今後の広告施策の参考になると評価された。
◆銅賞
「サントリーが飲食店のためにコロナ禍の今できること」
~「人生には、飲食店がいる。」コミュニケーション~
サントリーホールディングス株式会社
宣伝部制作グループ クリエイティブプロデューサー 細田 咲彩様
<授賞理由>コロナ禍の飲食店を応援し、あらためて人と人との繋がりの大切さを伝える、今まさに必要な宣伝だ。メッセージの構築にあたっても関係する様々なステークホルダーへの配慮やきめ細やかな工夫を行ってきたことが伝わってきた。飲食店に支えられてきた、そのメッセージのみを伝え、寄り添う姿勢は、今もなお厳しい環境下に置かれる関係者を勇気づけるだけでなく、目に触れる消費者の過去の経験を呼び起こすことで、飲食店に足を運ぼうと共感を持てる点が評価された。
◆オーディエンス賞
「組織活性化を促し、企業変革をけん引するTOPPAN リ・ブランディングプロジェクト」
凸版印刷株式会社 広報本部 宣伝部長 佐藤 圭一様
<授賞理由>企業のリ・ブランディングの一連のプロジェクトの活動プロセスは基本に忠実でロジカルであった。企業全体のリ・ブランディングをゼロから行い、経営層も含め社内外の意識改革に成功したことは高く評価できる。また、B2Bの企業広告としてはメッセージを思い切って絞り込むことで、企業変革を進める力強さのある取り組みであると評価された。プレゼンの分かりやすさも会場の聴衆を魅了し、オーディエンス賞となった。
<第2回「JAAチャレンジアワード」ファイナリスト> (順不同)
◆森永乳業株式会社 マーケティングコミュニケーション部リーダー 坂井 寿史様
「ビヒダスヨーグルト便通改善 効果感向上のコミュニケーション」
◆ハウス食品グループ本社株式会社 広告統括部企画制作課長 生田 幸平様
「取り組みを正しく理解いただき、広め、企業価値向上に繋げる挑戦」
~レトルト製品のレンジ対応化×CO2排出削減~
◆森永乳業株式会社 マーケティングコミュニケーション部リーダー 三好 晨仁様
「効果的なオリエンテーションに関する一考察」
以上